2025.04.21 Mon
関市
EXHIBITION / EVENT
篠田桃紅
篠田桃紅芸術月間2020 夜雪 夜のいろ

インフォメーション
- 展示作品数
- 25
- 開催期間
- 2020年1月14日~3月27日
- 休館日
- 第2・4土曜日、日曜日、祝祭日、2月21-25日、3月19-23日
- 入館料
- 無料
- イベント
- 〈関連イベント〉
◆学芸員による作品解説
1/25(土)10:00-11:00 *事前申込不要
◆ワークショップ「墨ワークショップ 水うちわを作ろう」
1/25(土)14:00~16:00 *事前申込必要(申込締切1/18)
会場:岐阜現代美術館 参加費: 1,000円 定員:15名 対象:小学生以上
◆コンサート
・ベネヴィッツ弦楽四重奏団コンサート/プログラム未定
2/22(土)17:00開演 *事前申込必要(申込期間:1/15-2/4)
・石田泰尚・三浦一馬・山田武彦コンサート/プログラム:ピアソラ作品 他
3/20(金・祝)17:30開演 *事前申込必要(申込期間:2/12-3/3)
【申込方法】
eメール(info@gi-co-ma.or.jp)もしくはfax(0575-23-1218)に以下を記入して お申込みください。締切後、ハガキにて詳細をご連絡します。
①名前 ②郵便番号・住所 ③電話番号 ④参加希望催事名 ⑤コンサート申込みの場合は同伴者名(1名のみ)、ワークショップをグループで参加される場合は参加者全員の氏名
*コンサートにつきましては12歳以下のお子様は参加できません。
*申込み多数の場合は抽選となります。後日ハガキにてご連絡します。
概要
篠田桃紅芸術月間2020 夜雪
─墨の仕事をしていて、いつも、墨いろの無限に、無彩限に、ふり廻されるのは、あたり前だと思う。墨は人が手を藉したとはいえ、てんねんの色である。夜の色に通じ、雪の色にかようのに、ふしぎはない。実際に私は墨を使っていて、ふと、雪を感ずることは多いのである。─『桃紅 私というひとり』(2000年)
闇が濃くなるにつれて雪の白さが増すように、墨の黒と余白や胡粉の白が作り出す
無限の美しさは、墨を使って抽象を描く桃紅にとって、色彩における抽象の姿であり、惹きつけて止まないものといえるでしょう。
岐阜現代美術館と関市立篠田桃紅美術空間の2館による協同企画「篠田桃紅芸術月間」は、14回目となります。5歳で墨と筆を手にしてから歩み続けてきた桃紅の創造の旅を、さまざまなテーマでご紹介するシリーズです。
今回の篠田桃紅芸術月間では、「夜雪」と題し、「白」と墨をテーマに墨の美術家、篠田桃紅を語るうえで欠かせない白と黒をご紹介します。また、展覧会にあわせてコンサート、作品鑑賞会などの関連イベントを開催します。
水と墨のなじみぐあい、筆を通しての動きのかげん、紙との触れ合い方、ひとの手のなかから、なにかが繰り出されて、墨に乗り、一つの空間が生まれる。墨いろが生気を帯びて、紙面にただよい、紙背に透るようなときに、夜の闇のけはいは似ている。(『桃紅 私というひとり』2000年)
百年を墨とともに歩む桃紅にとって、冬の夜の闇にこもった静謐な気配は、ほかのなによりも、墨が水となじみ和紙に拡がる姿を思わせるのではないでしょうか。
本展では、墨と和紙が織り成す美しい黒と白のモノクロームをご紹介します。