2024.12.21 Sat
関市
篠田桃紅

朱のかたち

インフォメーション

展示作品数
27
開催期間
2024年9月30日(月)~12月18日(水)
休館日
第2、4土曜日、日曜日、祝日
入館料
一般:500円
団体(20名以上):400円
高校生以下:無料
イベント
〇コンサート
「佐藤久成ヴァイオリンリサイタル」
2002年カザルスホールでの日本デビュー・リサイタル以来、詩的な演奏で注目を集めてきたヴァイオリニスト、佐藤久成のリサイタルです。
会場:岐阜現代美術館 大地館
日時:11月16日(土)17:00開演(16:30開場)
定員:100名
料金:1,000円(桃紅館入館券含む)
申込みしめ切り:11月8日(金)まで

〇ワークショップ
「銀地に朱でえがく」
桃紅作品には、銀地の上に朱を使って書いた作品がたくさんあります。展示室で桃紅作品をじっくり鑑賞した後に、今回は銀地の紙の上に朱を使って作品をつくります。
日時:11月30日(土)13:30~15:30
会場:岐阜現代美術館大地館(鑑賞のみ桃紅館)
定員:10名
料金:1,000円(桃紅館入館券含む)
申込みしめ切り:11月24日(日)まで
     
〇学芸員によるギャラリートーク
担当学芸員が会場を巡りながら展覧会を解説します。
日時:10月5日(土)、11月2日(土)14:00~(1時間程度)
参加費:無料(入館券が必要です)
申込み:不要(桃紅館受付にお集まりください)

【お申込み方法など】
・お一人につき1件ずつのお申込みになります。
 *参加希望イベントタイトル
 *氏名(フリガナ)
 *年齢
 *連絡先メールアドレス
 *電話番号(当日連絡がつくもの)
・お電話(0575-23-1210)またはメール(info@gi-co-ma.or.jp)にてお申込みください。
・定員以上のお申込みがあった場合は抽選となります。当選の方にのみ当日のご案内をご連絡いたしますので、あらかじめご了承ください。

概要

水墨の線と面が共鳴し余白と呼応する、緊張感とエネルギーにあふれる桃紅水墨は、“私のかたち”を追求し、たどり着いた墨による抽象表現です。墨よって象られる線やかたちは、書から出発し、見得ない心のかたちを表現するために絵画へと変化しました。
「墨は、どんなに濃くても真っ黒ではなく、一切の色を含み、あらゆる色の創造をゆるし、すべての色に変わり得る。」と、墨による表現を模索するなかで、作品に使う色は、金や銀、朱など限られたものでした。なかでも、朱は桃紅作品において、朱泥で印するために昔から傍らにあった色でしたが、1970年頃から、墨にあしらわれる線として画面に登場し、作品の中で重要な役割を担うようになりました。80年代以降はますますその存在感を増し、幅広の刷毛で描かれた面として現れた朱の豊かなかたちは、寡黙な墨色の世界とは異なり、大胆で熱情に溢れる画面を作り上げます。
本展では、一条の線となって作品を彩る朱や大胆に画面を構成する朱など、作品に現れたさまざまな朱のかたちに注目します。