荒川修作 円筒を読む
インフォメーション
- 展示作品数
- 9
- 開催期間
- 2023年4月11日(火)~7月1日(土)
- 休館日
- 第2、4土曜日、日曜日、祝日
4月29日~5月7日
- 入館料
- 無料
- イベント
- 担当学芸員によるギャラリートーク
(事前申込不要)
4月15日(土)、6月17日(土)
14:30-15:00(当館展示室にて)
※新型コロナウイルス等の状況により中止や変更になる場合がありますので、最新情報を当館ホームページまたは公式Twitterにてご確認の上ご来館をお願いいたします。
概要
名古屋出身の美術家・荒川修作は、鑑賞者に意味と認識を巡る思考実験を促す「意味のメカニズム」(1963~)によって世界的評価を確立しました。このシリーズが継続される一方、それ以降の作品では自身の思索そのものがダイアグラム(図式絵画)として表現されるようになりました。幾何学的モチーフによって構成された作品は、荒川によれば色も線も形も普通の「言葉」のように使った「読む」ためのものであり、なかでも中心的なモチーフとして繰り返し用いられたのが円筒でした。
荒川は自分の作品の読み方についてほとんど説明をしませんでしたが、作品の制作を通じて発展した思想については後に多くの場で語っています。本展では、荒川が自身の思想の先駆者として引いた作家たちの言葉を手掛かりに、円筒の現れる70年代以降の版画作品を読み解くことを試みます。
《The Signified or If No.1》1975-1976
© 2016 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins.
《Tomb of Chance No.2》1974-1981
© 2020 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins.
《That in Which No.1》1978
© 2020 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins.
《The Signified or If No.2》1975-1976
© 2016 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins.