Shostakovich+Brahms
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プログラム
ショスタコーヴィチ(1906-1975)
Dmitri Shostakovich
- 2本のヴァイオリンとピアノのための5つの小品
Fünf Stücke für 2 Violinen und Klavier-
1. プレリュード Prélude
映画音楽《馬あぶ》作品97(1955)より -
2. ガボット Gavotte
劇付随音楽《人間喜劇》作品37(1934)より -
3. エレジー Elegie
劇付随音楽《人間喜劇》作品37(1934)より -
4. ワルツ Walzer
映画音楽《司祭と下男バルドの物語》作品36(1933-34)より -
5. ポルカ Polka
バレエ音楽《明るい川》作品39(1934-35)より
-
1. プレリュード Prélude
ショスタコーヴィチ(1906-1975)
Dmitri Shostakovich
- ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 作品67
Trio für Klavier,Violine und Violoncello Nr.2 e-moll op.67- 第1楽章 アンダンテ-モデラート-ポコ・ピウ・モッソ
Andante-Moderato-Poco più mosso - 第2楽章 アレグロ・コン・ブリオ Allegro con brio
- 第3楽章 ラルゴ Largo
- 第4楽章 アレグレット-アダージョ Allegretto-Adagio
- 第1楽章 アンダンテ-モデラート-ポコ・ピウ・モッソ
ブラームス(1833-1897)
Johannes Brahms
- ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 作品8(改訂版)
Trio für Klavier, Violine und Violoncello Nr.1 H-dur op.8- 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ Allegro con brio
- 第2楽章 スケルツォ:アレグロ・モルト
Scherzo:Allegro molto - 第3楽章 アダージョ Adagio
- 第4楽章 フィナーレ:アレグロ Finale:Allegro
プロフィール
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矢部達哉
ヴァイオリン
洗練された美しい音色と深い音楽性によって、いま最も活躍しているヴァイオリニストの一人。1968年東京生まれ。桐朋学園ディプロマコース修了後、90年、22歳の若さで東京都交響楽団のソロ・コンサートマスターに就任。サイトウ・キネン・オーケストラで小澤征爾指揮のもと、オペラ・交響曲のコンサートマスターを務める。「晴れた海のオーケストラ」を主宰。京都アルティ弦楽四重奏団のメンバー。ソリストとして、小澤征爾、若杉弘、フルネ、クレー、デプリースト、インバル、ベルティーニ等の著名指揮者と共演。2009年、「音楽の友」4月号では、読者の選んだ“私の好きな国内オーケストラのコンサートマスター”で1位に選ばれ、2016年、「文藝春秋」2月号で「日本を元気にする逸材125人」の一人に選ばれている。95年第5回出光音楽賞、平成8年度村松賞、96年第1回ホテルオークラ音楽賞受賞。上野学園大学音楽・文化学部教授。
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山本裕康
チェロ
愛知県出身。桐朋学園大学在学中の1987年、第56回日本音楽コンクール第1位、第1回日本室内楽コンクール第1位など数々の受賞歴を持つ。同大学を首席で卒業後、桐朋学園研究科、キジアーナ音楽院等で研鑽を積む。1990年都響首席奏者に就任。1997年神奈川フィル首席奏者に就任。同楽団とハイドン、シューマン、ドヴォルザーク、グルダ、コルンゴルトなどの協奏曲、R・シュトラウス《ドン・キホーテ》を共演。サイトウ・キネン・オーケストラ、宮崎国際音楽祭に毎年参加、矢部達哉率いる「晴れた海のオーケストラ」の主要メンバーでもある。室内楽でも多くの著名音楽家と共演。チェロ・クァルテット“Cello Repubblica”を主宰。名古屋で「大人の室内楽研究所」を立ち上げ、地域文化向上をライフワークとする。2008年のバッハ:無伴奏チェロ組曲全曲に続き、2012年発表の『情景』はレコード藝術誌で準推薦盤の評価を得た。2019年3月、神奈川フィルを退団。現在、京都市響特別客員首席奏者、セントラル愛知響客演首席奏者。東京音楽大学、洗足学園音楽大学各講師として後進の指導にあたる。
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諸田由里子
ピアノ
透明な音色、研ぎすまされたバランス感覚が魅力のピアニスト。桐朋学園大学を卒業。同大学伴奏研究員及び室内楽研究科を修了。在学中に第1回日本室内楽コンクール優勝。第1回淡路島国際室内楽コンクール第2位。イタリアのキジアーナ音楽院にて全額スカラシップを得てリッカルド・ブレンゴラーに師事、ディプロマを取得。1992年よりウィーンに留学、ミヒャエル・クリストのもとで研鑽を積む。諏訪内晶子・石田泰尚・山本裕康・堤剛など多くの演奏家と共演。また、国内外のコンクールや音楽祭の公式ピアニストを務め、卓越したアンサンブル・ピアニストとして共演者の信頼が厚い。最近はソロ・リサイタルを精力的に行い、透明な美しい音と確かな解釈が高く評価されている。「諸田由里子ピアノ・リサイタル」「ドビュッシー:版画 諸田由里子ピアノ・リサイタルⅡ」をCDリリース。