河野克典
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プログラム
ブラームス(1833-1897) Johannes Brahms
- 6つの小品 作品118 Sechs Klavierstücke op.118
- 第1曲 間奏曲:アレグロ・ノン・アッサイ、
マ・モルト・アパッショナート
Intermezzo : Allegro non assai, ma molto appassionato - 第2曲 間奏曲:アンダンテ・テネラメンテ
Intermezzo : Andante teneramente - 第3曲 バラード:アレグロ・エネルジコ Ballade : Allegro energico
- 第4曲 間奏曲:アレグレット・ウン・ポコ・アジタート
Intermezzo : Allegretto un poco agitato - 第5曲 ロマンス:アンダンテ Romanze : Andante
- 第6曲 間奏曲:アンダンテ、ラルゴ・エ・メスト
Intermezzo : Andante, largo e mesto
- 第1曲 間奏曲:アレグロ・ノン・アッサイ、
シューベルト(1797-1828) Franz Schubert
- 歌曲集「冬の旅」 D.911(全曲) Winterreise D.911
- 1.おやすみ Gute Nacht
- 2.風見の旗 Die Wetterfahne
- 3.凍った涙 Gefrorene Tränen
- 4.凍結 Erstarrung
- 5.菩提樹 Der Lindenbaum
- 6.あふれる涙 Wasserflut
- 7.川の上で Auf dem Flusse
- 8.回想 Rückblick
- 9.鬼火 Irrlicht
- 10.休息 Rast
- 11.春の夢 Frühlingstraum
- 12.孤独 Einsamkeit
- 13.郵便馬車 Die Post
- 14.霜おく頭 Der greise Kopf
- 15.からす Die Krähe
- 16.最後の希望 Letzte Hoffnung
- 17.村で Im Dorfe
- 18.嵐の朝 Der stürmische Morgen
- 19.幻覚 Täuschung
- 20.道しるべ Der Wegweiser
- 21.宿屋 Das Wirtshaus
- 22.勇気 Mut
- 23.幻の太陽 Die Nebensonnen
- 24.辻音楽師(ライヤー回し) Der Leiermann
プロフィール
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河野克典
バリトン
山口県出身。東京藝術大学卒業、同大学院修了後、ドイツ政府給費留学生としてミュンヘン音楽大学で学ぶ。ジュネーヴ国際コンクール第2位(1位なし)、ヘルトゲンボシュ国際声楽コンクール第1位、ザルツブルク市賞などを受賞。フィッシャー=ディースカウより「彼は、素晴らしい解釈と驚くべき集中力でリートを演奏する」と絶賛される。ヨーロッパではリサイタルはもちろん、オペラ、オーケストラ、宗教曲の公演に数多く出演。日本ではN響定期(若杉弘指揮)でマーラーの「さすらう若人の歌」をはじめ、東フィル、日本フィル、新日本フィル、読売日響、都響、サイトウ・キネン・オーケストラの公演にソリストとして出演し、小澤征爾、大野和士、K.ナガノ、K.マズア、G.アルブレヒト、G.ベルティーニ、H.スダーン、E.インバル等の指揮者と共演。オペラでは、リヨン、イタリア、オランダの歌劇場において「蝶々夫人」「友人フリッツ」等、新国立劇場では「魔笛」「道化師」「ラ・ボエーム」等に出演。
自ら企画する『リサイタル・シリーズ』では、その実力と構成力を高く評価され、「ヴォルフの世界」(ピアノ:野平一郎)では文化庁芸術祭優秀賞を受賞。2008年、日本で初めてのオーケストラ歌曲のリサイタル「マーラーの世界」を沼尻竜典指揮N響(サントリーホール)と大成功させ、ライブ録音をリリース(エクストン)。2009年から「歌の旅」シリーズをスタートし、リートの神髄を極めるリサイタルとして注目されている。CDは、「白鳥の歌」「水車屋の娘」「詩人の恋」「冬の旅」(ナミ・レコード)、日本歌曲集「この道~ふるさとの歌」(カメラータ・トウキョウ)等をリリース。現在、横浜国立大学、東京藝術大学等で後進の指導にあたっている。山口県「山口ふるさと大使」。
http://www.k-kono.com/
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関本昌平
ピアノ
1985年生まれ。桐朋女子高等学校音楽科(共学)卒業後、エコール・ノルマル音楽院卒業(ローム ミュージック ファンデーション奨学生)。2006年~2008年、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースに在席。稲垣千賀子、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、二宮裕子の各氏に師事。2009年渡米。
国際コンクール初参加の18歳で第5回浜松国際ピアノコンクール第4位。2005年、第15回ショパン国際ピアノコンクール第4位、第5回モロッコ国際音楽コンクール優勝。国内では、幼少よりピティナ・ピアノコンペティションに参加、多数の受賞歴をもつ。第8回松方ホール音楽賞大賞、第15回青山音楽賞新人賞、第32回日本ショパン協会賞を受賞。
NYカーネギーホールをはじめ数々のホールに出演他、イタリア、ドイツでもソロ・リサイタルやイギリス室内管(ロンドンにて)と共演。国内では、ワルシャワ国立フィルやモンテカルロ・フィルとの国内ツアー、関西フィル、日本フィル、読響、N響、大阪フィル等と共演。
CDは「ショパン作品集」(ALM Records)、「ショパン国際コンクールライヴ」(Victor Entertainment)のほか、2012年本格的なソロ・アルバム「グレイパール~ブラームス後期作品集」(Sony Music Direct)をリリース。また、テレビ朝日系「題名のない音楽会」などにも出演。
現在、NYより日本へ拠点を移し、岐阜県在住。全国各地のセミナーやマスタークラスに招かれている。2014年4月より、金城学院大学非常勤講師、菊里高等学校音楽科非常勤講師。