ヴァイオリン・リサイタル

プログラム
サン=サーンス(1835-1921) Camille Saint-Saëns
- ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ短調 作品75
Sonate pour piano et violon en ré mineur, op.75- 1. アレグロ・アジタート - アダージョ Allegro agitato - Adagio
- 2. アレグレット・モデラート - アレグロ・モルト
Allegretto moderato - Allegro molto
フランク(1822-1890) César Franck
- ヴァイオリン・ソナタ イ長調
Sonate pour piano et violon en la majeur- 第1楽章 アレグレット・モデラート Allegretto moderato
- 第2楽章 アレグロ Allegro
- 第3楽章 レシタティーヴォ - ファンタジア:モデラート
Recitativo - Fantasia : Moderato - 第4楽章 アレグレット・ポコ・モッソ
Allegretto poco mosso
クライスラー(1875-1962) Fritz Kreisler
- レシタティーヴォとスケルツォ・カプリース 作品6
Recitativo und Scherzo-Caprice, op.6 - ウィーン小行進曲 Marche miniature viennoise
- ルイ13世の歌とパヴァーヌ Chanson Louis XIII and Pavane
- シンコペーション Syncopation
- ウィーン奇想曲 作品2 Caprice viennois, op.2
サン=サーンス(1835-1921) Camille Saint-Saëns
- 序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 作品28
Introduction et Rondo capriccioso en la mineur, op.28
プロフィール

フォルクハルト・シュトイデ
ヴァイオリン
1971年、ライプツィヒ生まれ。5歳よりヴァイオリンを始める。ESTA(ヨーロッパ弦楽指導者協会)国際ヴァイオリン・コンクール入賞、ルートヴィッヒ・シュポア国際ヴァイオリン・コンクール特別賞受賞など、数々のコンクールで入賞。ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学にてヨアヒム・ショルツとヴェルナー・ショルツに、その後、ウィーンでアルフレッド・シュタールに師事。1994年、ウィーン国立歌劇場管弦楽団のコンサートマスターに23歳で就任。2000年、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任。
2002年、自らが主宰するシュトイデ弦楽四重奏団を結成。またウィーン・フィルのメンバーで結成されたウィーン・ヴィルトゥオーゼンのコンサートマスターも務め、ソロ・室内楽を含む多方面で活躍する世界トップ奏者である。フランクな人柄と豊かな芸術性、非凡な才能は楽団からの評価も高く、将来のウィーン・フィルを背負って立つ逸材として注目されている。ヴァイオリンは、オーストリア国立銀行から貸与されている1718年製ストラディヴァリウスを使用。

三輪郁
ピアノ
桐朋女子高校を経てウィーン国立音楽大学及び大学院を満場一致の最優秀で修了し、オーストリア政府からその業績が表彰された。イタリアのパルマ・ドーロ国際コンクール第1位をはじめ、多くのコンクールで入賞。世界各地のオーケストラとの共演や室内楽で活躍し、ウィーン・フィルのメンバーとはフォルクハルト・シュトイデ、ライナー・キュッヒルほか多数と共演している。テレビ番組化された『のだめカンタービレ』で音楽監修を務めたほか、春風亭子朝とのコラボレーション、エッセイの出版など、多彩を極めている。CDは「モーツァルティアーナ」「三輪郁-シューベルト」「バルトーク ピアノ作品集」など。