2024.12.22 Sun
関市
超音楽談義 音楽の歓び、楽しみ~ファンタジーとともに~

池辺晋一郎

プログラム

無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1965) 演奏:小松美穂(ヴァイオリン)
大地は蒼い一個のオレンジのような... (1989) 演奏:稲垣聡(ピアノ)
ソナチネ(1963) 演奏:稲垣聡(ピアノ)
ヴァイオリンの花束・11の小品より〈ファンタジー〉-ヴァイオリンとピアノのために-( 1986) 演奏:小松美穂(ヴァイオリン) 稲垣聡(ピアノ)

プロフィール

池辺晋一郎

1943年、水戸市生まれ。1967年、東京藝術大学卒業。1971年、同大学院終了。
1966年、日本音楽コンクール第1位。以後、尾高賞(2回)、日本アカデミー賞優秀音楽賞(9回、うち、最優秀賞3回)など多数受賞。2004年、紫綬褒章を受章。
現在、東京音楽大学教授、東京オペラシティ・ミュージックディレクター、石川県立音楽堂・洋楽監督、横浜みなとみらいホール館長、せたがや文化財団音楽事業部音楽監督。
作品は、交響曲(7曲)のほか、オペラ、管弦楽曲、室内楽曲、合唱曲など多数。
また、附帯音楽分野でも、「影武者」「楢山節考」「瀬戸内少年野球団」などの映画や、放送、演劇の音楽を多数担当。
最新作はオペラ「鹿鳴館」(原作:三島由紀夫、2010年6月世界初演)。
著書に、「空を見てますか・・・」「バッハの音符たち」「モーツァルトの音符たち」「シューベルトの音符たち」「シューマンの音符たち」など。



2003年、岐阜県交響楽団は、創立50周年を迎えるにあたり、作曲を委嘱。
<「夢の跡へ」~オーケストラのために~>と題されたその作品は、同年11月、サントリーホール(東京)で初演され、翌12月、長良川国際会議場(岐阜)で再演された。岐阜県の貴重な文化財産の一つとなっている。

小松美穂
ヴァイオリン

桐朋学園大学音楽学部卒業。1996年より2年間、英国王立音楽院大学院で研鑽を積み、ディプロマ修得。2003年/2004年、無名塾「森は生きている」(仲代達矢・演出、池辺晋一郎・音楽、妹尾河童・美術)で「5月の精」役として舞台出演(全国131公演)。現在、ソロ・室内楽のほか、国内の有数オーケストラで客演奏者としても活躍している。

稲垣聡
ピアノ

桐朋学園大学卒業、リヨン国立高等音楽院大学院修了。1991年、東京現代音楽祭室内楽コンクール《競楽Ⅰ》入選、1992年、第4回宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第1位・特別賞、2003年、滋賀県文化奨励賞受賞。ソロ活動のほか、アンサンブルピアニストとしても活躍。また、現代音楽作品を数多く手掛け、高い評価を得ている。アンサンブル・ノマドのメンバー、相愛大学音楽学部准教授。