プログラム
野田暉行
ヴァイオリン、ホルン、ピアノのための三重奏曲(1963)
Teruyuki Noda(1940-)
Trio pour Violon, Cor et Piano
第1楽章プレリュード Prelude
第2楽章スケルツォ Scherzo
第3楽章コラールと哀歌 Choral et Lamento
第4楽章フィナーレ Finale
現代日本を代表する作曲家のひとり、野田暉行22歳のときの作品。
1629小節に及ぶ大作で、演奏時間は40分を超える。
全体は4楽章からなるが、切れ目なく演奏される。
第1楽章第1主題が全曲にわたって循環する。
ヨハネス・ブラームス
ホルン三重奏曲変ホ長調作品40
Johannes Brahms (1833-1897)
Trio fur Pianoforte, Violine und Waldhorn Es-Dur op.40
第1楽章アンダンテ Andante
第2楽章スケルツォ:アレグロ Scherzo, Allegro
第3楽章アダージョ・メスト Adagio mesto
第4楽章アレグロ・コン・ブリオ Allegro con brio
ブラームスの数ある室内楽のうち、ホルンを用いた唯一の作品。
完成は1865年、ブラームス32歳。このとき、交響曲第1番(作品68)はまだ完成していない(1876年に完成)。
曲は4楽章からなり、柔和でロマン的な美しさをたたえている。
重厚で諦観にあふれる第3楽章は、全曲のなかでもっともブラームスらしさを感じさせる。
亡くなった母に対する悲歌ともいわれている。
プロフィール