ピアノ・リサイタル

2015年12月19日

プログラム

シェーンベルク（1874-1951） Arnold Schönberg

6つのピアノ小品作品19（1911）
Sechs kleine Klavierstücke op.19 (1911)
- 第1曲軽く、やさしく Leicht, zart
- 第2曲おそく Langsam
- 第3曲非常におそい4分音符で Sehr langsame Viertel
- 第4曲速く、しかし軽く Rasch, aber leicht
- 第5曲いくぶん速く Etwas rasch
- 第6曲非常におそく Sehr langsam

サティ（1866-1925） Erik Alfred Leslie Satie

自動記述法（1913） Descriptions automatiques (1913)
- 1. 船について Sur un Vaisseau
- 2. ランプについて Sur une Lanterne
- 3. 兜について Sur un Casque
官僚的なソナチネ（1917） Sonatine Bureaucratique (1917)
- 1. アレグロ Allegro
- 2. アンダンテ Andante
- 3. ヴィヴァーチェ Vivace
最後から2番目の思想（1914） Avant-Dernières Pensées (1914)
- 1. 田園相聞歌 Idylle
- 2. 朝の歌 Aubade
- 3. 瞑想 Méditation
ノクチュルヌ第6番（1920?） Nocturnes No6 (1920?)

松平頼暁（1931- ） Yori-Aki Matsudaira

ピアニストのためのアルロトロピー（1970） Allotropy / pianist (1970)

モートン・フェルドマン（1926-1987）
Morton Feldman

エクステンション 3（1952） Extensions 3 (1952)

シューベルト（1797-1828） Franz Schubert

幻想曲ハ長調作品15 D.760 «さすらい人幻想曲»
Fantasie C-dur op.15 D.760 “Wandererfantasie”
- 第1楽章アレグロ・コン・フォーコ・マ・ノン・トロッポ
  Allegro con fuoco ma non troppo
- 第2楽章アダージョ Adagio
- 第3楽章プレスト Presto
- 第4楽章アレグロ Allegro

プロフィール

高橋アキ
ピアノ

鎌倉生まれ。東京藝術大学附属高校、同大学を経て同大学院終了。大学院1年のとき、日独現代音楽祭で武満徹作品ほかを弾いてデビュー。1970年、東京で初リサイタル。72年、ベルリン芸術週間、パリの秋フェスティヴァルなどでリサイタル、以後毎年海外の主要な音楽祭に招聘されている。同72年、現代音楽演奏グループ「サウンド・スペース=アーク」を結成し、以後19年間国内外で活発に活動を行った。これにより1983年第1回中島健蔵賞を受賞。73年には内外の現代作品20曲を収録した3枚組レコード「高橋アキの世界」（東芝EMI）で昭和48年度芸術祭優秀賞を受賞。75年からは「エリック・サティ連続演奏会」（全12回）を秋山邦晴と開催。その後「エリック・サティピアノ全集」（全音楽譜）全13巻を校訂、またCD8枚に及ぶ「エリック・サティピアノ音楽全集」（東芝EMI）をリリース。1980-81年、ニューヨーク州立大学バッファロー校のアーティスト・イン・レジデンス、84年にはカリフォルニア芸術大学で客員教授を務めた。1983年から97年まで横浜でコンサート「高橋アキ“新しい耳”シリーズ」を毎年プロデュース。1989年から制作を開始した、世界の47人の作曲家にビートルズのアレンジを依頼したCD「ハイパー・ビートルズ」4枚のうちの1枚目は、ニューヨーク・タイムズ紙で1990年ベストCDに選ばれた。2002年に開始したリサイタル・シリーズ「ピアノ・ドラマティック」の成果により、第21回中島健蔵賞を受賞。CD「シューベルトピアノ・ソナタ集」（カメラータ・トウキョウ）と「モートン・フェルドマン・ピアノ・トリオ」コンサートの演奏により平成19年度（第58回）芸術選奨文部科学大臣賞を、またCD「危険な夜高橋アキ・プレイズ・ジョン・ケージ」（カメラータ・トウキョウ）により平成20年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞。平成23年秋の紫綬褒章受章。2012年はBBC Proms等に出演した。2014年、第23回朝日現代音楽賞を受賞。著書に「パルランド私のピアノ人生」（春秋社、2013年刊）がある。
http://www.aki-takahashi.net/