コンサート
- 日時：2010年11月6日（土） 17:00開演（16:30開場）
- 会場：岐阜現代美術館/NBKコンサートホール（鍋屋バイテック会社関工園内）
- 演奏：小松美穂（ヴァイオリン） 稲垣聡（ピアノ）
- 篠田桃紅作品解説：古川秀昭（岐阜県美術館館長）
池辺晋一郎 Shin-Ichiro Ikebe
1943年、水戸市生まれ。1967年、東京藝術大学卒業。1971年、同大学院終了。
1966年、日本音楽コンクール第1位。以後、尾高賞（2回）、日本アカデミー賞優秀音楽賞（9回、うち、最優秀賞3回）など多数受賞。2004年、紫綬褒章を受章。
現在、東京音楽大学教授、東京オペラシティ・ミュージックディレクター、石川県立音楽堂・洋楽監督、横浜みなとみらいホール館長、せたがや文化財団音楽事業部音楽監督。
作品は、交響曲（7曲）のほか、オペラ、管弦楽曲、室内楽曲、合唱曲など多数。
また、附帯音楽分野でも、「影武者」「楢山節考」「瀬戸内少年野球団」などの映画や、放送、演劇の音楽を多数担当。
最新作はオペラ「鹿鳴館」（原作：三島由紀夫、2010年6月世界初演）。
著書に、「空を見てますか・・・」「バッハの音符たち」「モーツァルトの音符たち」「シューベルトの音符たち」「シューマンの音符たち」など。
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2003年、岐阜県交響楽団は、創立50周年を迎えるにあたり、作曲を委嘱。
<「夢の跡へ」～オーケストラのために～>と題されたその作品は、同年11月、サントリーホール（東京）で初演され、翌12月、長良川国際会議場（岐阜）で再演された。岐阜県の貴重な文化財産の一つとなっている。
池辺晋一郎作品演奏
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ（1965） 演奏：小松美穂（ヴァイオリン）
大地は蒼い一個のオレンジのような... （1989） 演奏：稲垣聡（ピアノ）
ソナチネ（1963） 演奏：稲垣聡（ピアノ）
ヴァイオリンの花束・11の小品より〈ファンタジー〉－ヴァイオリンとピアノのために－（ 1986） 演奏：小松美穂（ヴァイオリン） 稲垣聡（ピアノ）
小松美穂：ヴァイオリン Miho Komatsu, violin
桐朋学園大学音楽学部卒業。1996年より2年間、英国王立音楽院大学院で研鑽を積み、ディプロマ修得。2003年/2004年、無名塾「森は生きている」（仲代達矢・演出、池辺晋一郎・音楽、妹尾河童・美術）で「5月の精」役として舞台出演（全国131公演）。現在、ソロ・室内楽のほか、国内の有数オーケストラで客演奏者としても活躍している。
稲垣聡：ピアノ Satoshi Inagaki, piano
桐朋学園大学卒業、リヨン国立高等音楽院大学院修了。1991年、東京現代音楽祭室内楽コンクール《競楽Ⅰ》入選、1992年、第4回宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第1位・特別賞、2003年、滋賀県文化奨励賞受賞。ソロ活動のほか、アンサンブルピアニストとしても活躍。また、現代音楽作品を数多く手掛け、高い評価を得ている。アンサンブル・ノマドのメンバー、相愛大学音楽学部准教授。
篠田桃紅 人と作品
解説：岐阜県美術館館長 古川秀昭
古川秀昭 Hideaki Furukawa
- 1944年
- 旧満州奉天市（現・瀋陽）生まれ
- 1967年
- 東京藝術大学美術学部油画卒業
小学校同級生亀山昭子と結婚。披露宴で池辺晋一郎作曲「木管三重奏」が演奏される
在学中から大垣市で矢橋六郎氏のもとで大理石モザイク壁画を制作 - 1979年
- 岐阜県美術館開設準備室に参加
- 1982年
- （岐阜県美術館開館）学芸員となる
- 1992年
- 愛知県美術館開館記念展「東海の作家たち」出品
- 2003年
- 岐阜県美術館館長
モダンアート協会会員、日本美術家連盟会員
